けやきの森市民大学講座(高槻市) 追手門学院大学法学部提携講座
本講座の趣旨 追手門学院大学法学部は、地域連携活動の一環として、2026年秋、高槻市立生涯学習センターが実施する「けやきの森市民大学講座」に講座を提供することになりました。これを機に、高槻市との連携を築いていきたいと考えています。
終了した講座
- 《第1回》高田 篤 教授「参議院の意義・働き・これから」
日 時:2025年10月3日(金)14:00~15:30
会 場:高槻市立生涯学習センター 研修室
内 容:高田教授は、追大法学部の今回の提携講座全体の意義を、「参加」という概念を法治主義的「参加」と民主主義的「参加」に区別した上で、これを軸に説明し、憲法下の政治・統治の仕組み、とくに国民・市民の参加、民主制にとって参議院が持つ意義と課題について、民主制的「参加」の中核としての選挙、二院制の意義と参議院の特徴、民主制から見た参議院の意義と課題、権力分立・権力抑制に対して参議院が果たし得る役割などの観点から、様々な図を駆使して解説を加えました。
- 《第2回》道谷 卓 教授「司法への国民参加~裁判員制度~」
日 時:2025年10月10日(金)14:00~15:30
会 場:高槻市立生涯学習センター 研修室
内 容:道谷教授は、司法制度改革の一環として2009年に始まった裁判員制度について、この改革の一つの柱である国民の司法参加がなぜ必要なのかを解き明かした上で、裁判員制度導入の経緯を比較法的観点も入れて説明する一方、その具体的内容について評決および量刑における独自の多数決方式を含めて丁寧に解説し、さらにこの制度が導入されたことで刑事手続きの流れにどのような変化があったかを指摘し、最後に裁判員制度導入後の各種司法統計数値の変化を紹介しました。